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1902-1945
小説家。和気郡福河村(現備前市日生町)生まれ。
1923年徴兵忌避、逃亡、満州に渡り放浪生活を送った。帰国してプロレタリア作家として活躍。その後、中国、マレーシア、ボルネオ方面に従軍、従軍作家として名声を得たが、フィリピンで戦死。「苦力頭の表情」「第二の人生」「兵の道」「熱風」「河の民」などの作品がある。
戦争中、報道班員としてマレー方面に里村と共に派遣された文学者の堺誠一郎をはじめ、画家の栗原信、小説家の海音寺潮五郎、平林たい子、写真家の石井幸之助などの作品を展示しています。その中には里村のことが数多く書かれており、往時の交友関係が偲ばれます。