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備前焼Q&A_2
備前市探検隊
原材料の土はどこでとるんですか?
田んぼを2〜4mくらい掘ると30cmから1mくらいの厚さの粘土層があり、これを「ヒヨセ」と呼んでいる。原材料の土は、このヒヨセに邑久郡長船町磯上の黒土をまぜて作るが、作品の種類、作家の好みでヒヨセに山土をまぜて使うこともあるんじゃ
ヒヨセはふつうの土と、どうちがうのですか?
ヒヨセは、100万年以上も前に熊山(備前市の近くの山)から流れ出たものなのじゃ。きめが細かくねばり気もあり、ふつうの土よりも、ねっとりしているんじゃ。また鉄分(たいへん小さな鉄の粉)を多くふくんでいるのじゃ。
どうして掘った土を1年も雨や風にさらすのですか?
すぐ使うと傷ができやすく、雨風にさらしておく期間が長いほど使いやすくなり、焼き上がりも良くなるんじゃ。
材料が作られるまでは、どのくらいの月日がかかるのですか?
土を掘ってから、使えるようになるまで最低でも1年かかるぞ(よりよい作品にしようと思えば3年もかかるんじゃ)。
備前焼に使う土は、よくねれるまでには、どのくらい時間がかかりますか?
だいたい300回ねれば良いんじゃ。