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備前焼Q&A
備前市探検隊
備前焼の特色は何ですか?
うわ薬や絵付けはいっさいしないのじゃ。また素焼きをしないで、いきなり本焼きをするのだ。かまへのつめ方とたき方で、自然のもようができるので、備前焼は「炎の芸術」といわれるのじゃ。
備前焼の歴史をおしえてください
1000年ほど前から、かわらや祭器の生産がはじまり、その後、食器や花器などさまざまな焼き物を作ってきたのじゃ。現代の工芸品としての備前焼は、人間国宝になった金重陶陽(1896〜1967年)という人が、古い時代の純日本的な美しさを再現してから、さかんになったのじゃ。
備前焼は、どうやってつくるのですか?
田の下にある土(ヒヨセ)をとる。→土を雨や風にさらす。(1年以上)→黒土をまぜてねん土にする。→ろくろで成形する。→乾燥させる(20日間)→かまにつめる。(1週間)→かまをたく。(10日間)→冷やす。(1週間)→かまから出す。これがだいたいの工程じゃ。
備前焼の移り変わりをおしえてください!
こんなぐあいじゃ!
どうして赤松がいいのですか?
赤松は火力が強いので、高温で時間をかけて焼き上げる備前焼にあっているのじゃ。かつては、伊部の周辺に豊富にあったのじゃが、近ごろでは、松くい虫などにより少なくなったため、遠くから運んできて使っているんじゃ。