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募集開始【北前が誘う浪漫の旅プロジェクト】 日本遺産のまち備前「北前船」で唯一無二を体感!

記事ID:0027015 更新日:2023年12月1日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

備前「北前船」を実現!備前の魅力を発信したい!

イメージ(横)
備前市は、2022年7月に「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~」に49番目の自治体として追加認定され、「三つの日本遺産がある文化のまち」として新たに歩みはじめました。
この「北前船」の日本遺産認定を契機に、新たな観光施策として、備前「北前船」の建造にチャレンジします。
本プロジェクトを観光のフラッグシップとして、三つの日本遺産を相互に連携し、「備前市ならでは」を国内外に発信していきます!

備前丸(QUEEN BIZEN MARU)

2025年春の運航開始を目指し、北前船をイメージした観光船の準備を進めています!                  

主要要目
種別  小型船舶
全長  15m
型幅  5m
総トン数  19トン
定員  45名(客室19名、甲板部26名)

●観光旅客船デザイン業務

・2023年7月 株式会社ドーンデザイン研究所に決定しました。

●観光旅客船建造事業

・2023年9月 ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社に決定しました。

正面2

 

 

クラウドファンディングを開始しました!!

新たな観光施策として備前「北前船」の建造にチャレンジします!
ご協力を賜れれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
客室

日本中に物資や海の恵み、文化を運んだ北前船

北前船ポスター

備前「北前船」は備前市の観光を運ぶ

江戸時代、北海道・東北・北陸と西日本を結んだ西廻り航路は経済の大動脈であり、この航路を利用した商船は「北前船」と呼ばれました。北前船は、米をはじめとした物資の輸送から発展し、船主自身が寄港地で仕入れた多種多様な商品を、別の寄港地で販売する買い積み方式により利益をあげたことから「動く総合商社」と形容されています。日本海や瀬戸内海沿岸に残る数多くの寄港地・船主集落は、北前船の壮大な世界を今に伝えています。
備前からも、「備前焼」をはじめとした産物が北前船によって各地に運ばれました。トラックや鉄道などがない江戸時代には、船を​
使った海運が大型輸送の主力でした。重い備前焼も船によって大量に輸送することができたのです。​

備前市の三つの日本遺産はそれぞれに繋がっており、近世日本の教育遺産群「旧閑谷学校」の建設を主導したとされる津田永忠は、北前船の構成文化財の一つ、大多府漁港元禄防波堤の設計にも携わっています。また、旧閑谷学校には建物が長く使えるような工夫が随所に施されており、その一つが備前焼を使用している屋根瓦です。北前船は日本各地へ物資を運んでいましたが、その中には備前焼も含まれていました。備前焼は狛犬や壺、茶器だけではなく、鞆の保命酒の容器(現在の福山市)として使用されるなど、他の産物とともに北前船に運ばれていくものもありました。

「北前船」をきっかけに他の日本遺産のストーリーを見ることで備前市の魅力が再発見でき、備前「北前船」として市内の観光を繋げていきます。

三つの日本遺産