本文
e-Bizen Museum <加藤忍九郎翁物語8>
忍九郎と三石 加藤忍九郎翁物語
三石公民館
結び
岡長平氏は、忍九郎伝で次のように結んでいます。
『忍九郎 翁は、いつも同族だけで仕事を始めておられる。今から考えれば、 そこに問題は大きく浮ぶが、これは、翁の生涯を支配した封建思想の根強い一家一門の 戮力協同精神(りくりょくきょうどうせいしん)の発露と受け取るべきであろう。つまり、 伝統にによる「名主気質」とでも称し、苦労も利益も一家一門で倶にし、進んでは部落を 潤し、村を幸福にする。』
しかし、もっともっと事業意欲 旺盛でもよかったのにと我々は 追夢するばかりであります。
ああ、しかしなんとすばらしいセンスを持った事業家であったことか、このような方を 先輩に持つ三石の方々は本当に 誇りに思っていただいていいと思います。そして後に続きましょう。
蝋石の町、煉瓦の町、三石。
日本の忍九郎 ありがとう。
※参考著書・文献
・岡長平著「加藤忍九郎伝」
・「三石町史」