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論語かるた・閑谷学校紙しばい

記事ID:0006994 更新日:2022年4月1日更新 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

「論語かるた」をご紹介します。

あ  : 過てば 則ち改むるに 憚ること勿れ。

い : 怒りを遷さず。過ちを弐たびせず。

う : 得るを見ては 義を思う。

え : 益者三楽、損者三楽。

お : 己の欲せざる所は 人に施すこと勿れ。

か : 怪・力・乱・神を語らず。

き : 麒は其の力を称せず、其の徳を称するなり。

く : 君子は人の美を成す。人の悪を成さず。

け : 言を知らざれば、以て人を知ること無し。

こ : 剛・毅・木・訥、仁に近し。

さ : 三軍も帥を奪う可し。匹夫も志を奪う可からず。

し : 仁を為すは己に由る。人に由らんや。

す : 過ぎたるは猶お 及ばざるがごとし。

せ : 性は相近し。習いは相遠し。

そ : 備わることを 一人に求むること無かれ。

た : 楽しんで以て憂いを忘る。

ち : 忠信を主とし、己に如かざる者を友とすること無かれ。

つ : 罪を天に獲れば、祷る所無きなり。

て : 天を怨みず、人を尤めず。

と : 徳は孤ならず、必ず鄰あり。

な : 名正しからざれば、則ち言順わず。

に : 鶏を割くに 焉んぞ牛刀を用いん。

ぬ : (糞土の牆は)杇る可からず。

ね : 願わくは善に伐ること無く、労を施すこと無からん。

の : 述べて作らず。信じて古を好む。

は : 始め有り・卒り有る者は、其れ唯だ聖人か。

ひ : 人にして信無くんば、其の可なることを知らざるなり。

ふ : 不善を見ては 湯を探るが如くす。

へ : (久要は)平生の言を忘れず。

ほ : 朋友には切切偲偲、兄弟には怡怡如たり。

ま : 学びて時に之を習う、亦説ばしからずや。

み : 道に聴いて塗に説くは、徳を之れ棄つるなり。

む : 紫の朱を奪うを 悪むなり。

め : 命を知らざれば、以て君子と為す無きなり。

も : 本立ちて道生ず。孝弟なる者は、其れ仁の本為るか。

や : 約を以て 之を失う者は、鮮明し。

ゆ : 行くに径に由らず。

よ : 四つを以て教う。文・行・忠・信。

ら : 来者の今に 如かざるを知らんや。

り : 利に放りて行えば、怨み多し。

る : 誄に曰わく、爾を上下の神祇に祷る。

れ : 礼を学ばざれば、以て立つこと無し。

ろ : 老者は之を安んじ、朋友は之を信じ、小者は之を懐けん。

わ : 吾が道は 一以て之を貫く。

論語かるたを頒布しています。

頒布取扱場所

備前市教育委員会社会教育課
備前市市民センター
日生地域公民館
吉永地域公民館
備前市歴史民俗資料館
備前市埋蔵文化財管理センター
備前市加子浦歴史文化館
旧閑谷学校
備前観光協会(伊部観光情報センター・サンバース)

備前市論語かるた頒布業務委託について(お知らせ)

令和5年4月1日から令和6年3月31日までの間、備前市論語かるた頒布業務について、その一部を下記の者に業務委託しています。

 

 公益財団法人 特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会 理事長 國友 道一

   備前市閑谷784番地

 一般社法人 備前観光協会 会長 長崎 信行

   備前市日生町寒河2570番地31

 

郵送をご希望の場合

市内での購入が難しい方には、郵送でお届けします。
送料は、ご負担していただきますがご希望の方は、社会教育課文化財係(0869-64-1846)まで連絡をお願いします。

お申し込みの画像1お申し込みの画像2

  🌼『論語かるた』1セット1500円(税込み)

『論語かるた』『閑谷学校紙しばい』製作プロジェクトのご紹介

 平成30年10月~12月の間に実施したガバメントクラウドファンディングによって、製作を進めておりました『論語かるた』『閑谷学校紙しばい』の製作プロジェクト。

 完成した『論語かるた』と『閑谷学校紙しばい』をご紹介します!

論語かるた
『論語かるた』

『論語かるた』は、論語の中から44の言葉を読み札の文言として選び、市内の小学生たちが選んだ可愛いイラストの絵札で、かるたとして遊びながら論語に触れ合えます。
読み札の論語の訳とその英訳を載せた解説付きです。

閑谷学校紙しばい
『閑谷学校紙しばい』

『閑谷学校紙しばい』は、閑谷学校が建てられた歴史や、
閑谷学校で学ばれた儒学や論語、学校に関わった人々について、分かりやすく物語風にしています。
親しみやすいイラストで、より閑谷学校への理解が深まります。

これらかるたと紙しばいを通して、子供たちの心の健全な育成を図ることや市民のみなさんに旧閑谷学校の魅力を発信していくことを目的としています。

ぜひご活用ください。

●『論語かるた』と『閑谷学校紙しばい』は、市内各学校・公民館・図書館などに配布し、活用していただいています!

●「論語かるた」は、ふるさと納税「お礼の品」として取り扱い開始!

          詳しくは、こちらをご覧ください<外部リンク>

●『閑谷学校紙しばい』は、市内図書館、文化振興課で貸し出しを行っています。 

  備前市外にお住まいの方も備前市の図書館にある紙しばいを借りることができますので、お住まいの図書館でその旨 お申し出ください。

 

国宝の歴史と論語の教えを広めたい!

論語の教えが、子どもたちの心の成長を促す

本市のまちの将来像は、”古くて新しい「教育のまち備前」~学びの原郷 閑谷学校が開かれたまち~”とし、教育を中心とした新しいまちづくりにチャレンジしています。
旧閑谷学校は世界最古の「庶民のための公立学校」として1670年岡山藩主・池田光政公の命により、備前市閑谷の地に開学されました。2020年には開学350周年を迎えます。

閑谷学校講堂閑谷と桜

旧閑谷学校は、水戸市の「弘道館」、足利市の「足利学校」、日田市の「咸宜園」とともに、平成27年に「近世日本の教育遺産群ー学ぶ心・礼節の本源ー」として日本遺産の第1号に認定されています。また4市連携で教育遺産群の世界遺産登録を目指しています。

閑谷の屋根

旧閑谷学校は開学当時から変わらず、現在でも国宝の建物で講堂学習が行われており、そこで学ばれている「論語」の教えは、人生の道しるべとして人々の心に深くきざまれています。しかしながら、人生の中でそのすばらしい「論語」にふれる機会はけっして多いとはいえません。


それらの課題を解決するため、旧閑谷学校開学350周年記念事業の一環として、子ども向けの「論語かるた」と旧閑谷学校の「紙しばい」を制作し、教育ツールとして広く普及し、論語のすばらしさと旧閑谷学校の歴史を学ぶことにより、郷土愛に満ちた、強くてしなやかな子どもたちの心、将来を生き抜く力の育成につなげていきます。

(撮影 : 時岡総一郎)

 

かるたと紙しばいで遊んで学ぼう!

論語と歴史を学べる教育ツールを作りたい!

講堂学習

(撮影 : 時岡総一郎)

備前市には、2020年に創立350年を迎える、世界最古の庶民のための学校である「旧閑谷学校」があります。現代でも創建当時の姿を見られる重要な文化財となっています。月に一、二度の「閑谷論語塾」などのイベントが開催され、歴史の空気を感じながら論語に触れ合える機会を設けています。

市内の小学校では旧閑谷学校の見学や、毎月の標語として論語の一節を用いるなどしています。論語は人間としての生き方や人間関係について書かれており、「社会全体が良くあることが望ましい」という視点で論じられているので、現代を生きる私たちにとって共感でき、学ぶところの多い書物です。

しかし、実際は生活の中で歴史や論語に触れ合う機会は与え、その少ない機会で学んだことが人の心に根付いているとは、言い難いのが現実です。

そこで、まずは子どもたちが遊びの中で論語や閑谷学校に触れる機会を設けることにより、郷土愛や文化財の大切さを学ぶとともに、自己形成の段階に応じて論語の教えが心の成長に貢献することを願って、「論語かるた」「閑谷学校紙しばい」の製作に取り組みます。

覗く空             ネコ

「論語かるた」では、論語の中から44の言葉を選び、論語の原文を読み札とし、子どもでもわかりやすい解説文をつけて遊べるようにします。取り札にはかわいらしいイラストを採用し、親しみやすさを持たせます。

「閑谷学校紙しばい」では、閑谷学校ができるまでの歴史や関わってきた人物をわかりやすく紹介した内容で、子どもにとって、親しみやすいイラストを用い、論語とともに興味関心を高める仕様とします。

これら「論語かるた」「閑谷学校紙しばい」が完成したのちには、市内小学校へ配布し、子どもたちの健全な心の育成に向け活用してまいります。

「論語かるた」「閑谷学校紙しばい」を広く普及させるとともに、その後も論語かるた大会などの開催も計画してまいります。

(撮影:時岡総一郎)

論語がまちを元気にする

まちの文化を愛して、地域振興につなげたい

講堂

(撮影 時岡総一郎)

子どもたちが小さいころから「論語かるた」「閑谷学校紙しばい」で遊ぶことで、自然に論語や旧閑谷学校に触れ合う機会が多くなり、それらに対しての理解が進むのではないでしょうか。

また、子どもたちをはじめ保護者の方々への普及啓発の機会にもなります。教育ツールとして広く普及し、論語のすばらしさと旧閑谷学校の歴史を学ぶことにより、郷土愛に満ちた、強くてしなやかな子どもたちの心、将来を生き抜く力の育成につなげていきます。

そうすることで、市民全員のシビックプライド(住んでいる地域の文化に誇りを持ち、郷土愛を持つこと)がより高まることが期待できます。

楷の木

市民が論語や地域文化へ興味を持つことで、地域への理解が深まり、郷土愛が醸成されます。

その結果、市民の都市部への流出をとどめ、人口減少を食い止めることにも繋がるのではないでしょうか。

地域に活力が戻り、市民の地域文化への理解が進むことを目指します。

子どもたちが「論語かるた」「旧閑谷学校紙しばい」に各学校や図書館などで触れる機会を年1回以上もつことを目標とします。

旧閑谷学校開学350周年記念事業 第1弾!

「論語かるた」「閑谷学校紙しばい」の制作 「心もかるたも強くなろう!」

      絵札  読む札

    ※画像の一切の加工・転載を禁じます

論語の教えは現代に生きる私たちにとっても心を打つ内容であることを周知するとともに、「論語かるた」「閑谷学校紙しばい」を教育ツールとして製作いたします。

それらを子どもたちの遊びの中で用いることによって、論語に触れ合機会をつくり、論語の教えが身に付き、子どもたちの心の成長につながることを事業の成果と考えています。将来的には、論語かるた大会の開催なども実施し、教育ツールとしても幅広く活用していきます。

教科書 教科書

(撮影 時岡総一郎)

この歴史文化を育み継承していく取り組みに、みなさまのご支援をいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

新年度に向けた完成を目指して

春から子どもたちに寄り添えるように

(事業実施のスケジュール)

2019年3月末「論語かるた」「閑谷学校紙しばい」完成のち 順次教育機関等へ配布予定

ライトアップ

 

事業に携わる方の思い

備前市地域おこし協力隊 イラストレーター 江角明日香さん

■イラストから論語を思い起してもらいたい

お子様だけではなく、老若男女分け隔てなくコミュニケーションを取っていただけるアイテムとして、親しみのあるデザイン・イラスト作りを心がけています。

「かるた」という昔ながらの文化を通す事で、楽しみながら論語を学習し、また、イラストから感覚的に感じ取っていただけたらと考えます。

目から入る情報はとても強く、お子様が将来壁にぶつかった時、ふと絵をキッカケに論語を思い浮かべ、乗り越えてゆくヒントになれば幸いです。

    江角明日香さん      水彩 

未来を担ってゆくお子様にとって、学びの機会が多くなる事で、生活がより充実したものとなる様、少しでもお力になれたらと思います。

今後とも「論語かるた」「閑谷学校紙しばい」制作に尽力して参ります。何卒よろしくお願いいたします。

学校法人就実学園就実小学校 森熊男校長先生

■子ども達に道徳意識と社会意識を! 備前市から全国への発信 -「論語かるた」を通して-

森熊男先生

備前市は庶民教育の嚆矢とも言うべき郷学・閑谷学校を擁するゆかしい町である。この地域から全国の子ども達に向かって道徳意識と社会意識との涵養を提言したい。

今、子ども達の遊びといえば、Ict機器を使ってのゲームが主流であるが、これが子ども達の道徳性や社会性を高めるに効果があるかといえば、それは期待できそうもない。それに代わるものとして、かつての日本の子ども達の遊びの中に、「いろはがるた」があった。

「いろはがるた」に取り込まれた名言・名句、例えば、「犬も歩けば棒に当たる」、「論より証拠」、「花より団子」といった言葉の中には、それぞれに教訓が含まれていたのである。読み手がこれらを読み上げるのを、「カルタ取り」というゲームに参加した取り手全員が読み手の声を聞きながら自然にその名言・名句を記憶に留める。

この幼い時の記憶が、その後の子ども達の成長の過程で折々に呼び覚まされ、彼らの生活の中で活かされて来ていたことは事実である。

講堂からの楷の木

ここに提案する「論語かるた」は、それと同じ効果を狙って、「論語」の名言・名句、例えば、「徳は孤ならず、必ず鄰ありと」、「巧言令色、鮮なし仁」、「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」といった言葉を取り込んで、ゲーム感覚の中でそれらの言葉に盛り込まれた教訓を苦もなく覚えさせようとするものである。

かつての日本には、「論語の素読」という教育方法があったが、それを、子ども達が大好きなゲーム感覚(より多くの札を取るといった競争)によって習得させたいと思うのである。人の道を読み込んだ「論語」の名言・名句を子どもの時から記憶し、記憶された教訓が子ども達ひとり一人の将来に活かされていくといった、とかくに即効性を求める現代教育に対して、時間をかけて子ども達の道徳性・社会性を育むという遠大・壮大なロマンを夢見るのである。

「論語かるた」に親子が共にうち興じる中で、かつて庶民教育において日本全国の手本となった備前市を取り戻したい。「論語カルタ」に取り込まれた「論語」の名言・名句を唱える声が街に流れ、人情の厚い淳風が溢れる郷土にして行きたい。そして、それを全国に発信できればと夢見ている次第である。

備前市伊里地区 梶藤彦治総区長さん

■地域をあげて、「論語かるた」「閑谷学校紙しばい」を応援したい

二人の写真

(写真左:立花先生/右:梶藤総区長さん)

このたび、備前市は、市内の小・中学生を対象に「論語かるた」「閑谷学校紙しばい」の作成を企画されました。大変すばらしい企画であります。

やがてこの地域を背負っていく子ども達が、自分の郷土にこのような歴史的教育遺産があり、学問の日が三百数十年も灯り続けていることを誇りに思い、大切にしていくと同時に論語で学んだ「人間愛に満ちた思いやりの心」がさらに大きく健やかに育っていくことを願っています。

備前市のクラウドファンディン事業にどうぞ皆さんのお力添えをいただきますようお願いいたします。

ちなみに、日本遺産の旧閑谷学校とその関係遺産がある伊里地区(人口5,700人)では、それらの魅力を生かした住民参加型の地域おこし活動に取り組んでいます。

具体的には、

(1)毎月1回の区長会での論語朗誦と閑谷学校の勉強会、冊子「論語と旧閑谷学校四方山話」の発行(平成30年7月)

(2)論語20章句を看板にし、「論語の小径」として旧閑谷学校沿いの市道に設置

(3)年1回、区長会主催で論語や旧閑谷学校の講演を行う「文化講演会」の開催

(4)伊里学園(伊里小学校・中学校)での論語教育(論語朗誦)

などです。

つばき

(撮影 時岡総一郎)

今回の「論語かるた」「閑谷学校紙しばい」の制作については、我々の活動にも深く関連しており、今後の取組みにも協力してまいりたいと考えています。

 

「論語かるた」「閑谷学校紙しばい」製作プロジェクト!<外部リンク>

クラウドファンディングへのご協力ありがとうございました!

 

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