備前市議会だより 2025年5月 第72号 おもな内容 P2から 2月定例会の概要 P4から 一般質問 13議員が質問に立つ P12から 各委員会審査 P15 議案等審議結果 P16 次期定例会の予定 編集委員お気に入りの市内風景 今号の表紙は、旧閑谷学校の「論語」の小径(こみち)です。黄葉亭までの渓流沿いに論語が二十章句掲示されており、美しい風景の散策とあわせて論語に親しめる場所となっています。 2ページ 2月定例会の概要 第1回定例会は2月19日に招集され、3月21日までの31日間にわたる会期で行いました。 2月19日に市長、教育長から市政、教育行政の全般にわたる報告を受け、一般質問は2月27日、28日、3月3日の3日間で13人の議員が行いました。 3月4日と最終日に、各委員長が結果報告を行い、採決では賛否の分かれた案件を討論の後、それぞれを議決して閉会しました。 令和7年度一般会計当初予算 修正可決 原案、委員会修正案、修正動議について、4人の議員による討論が交わされました。 (表)令和7年度一般会計当初予算 修正案提案理由・討論の概要 修正動議に賛成 1 観光施設 観光船関連 整備工事(1億9,700万円) 2 国際感覚と英語力向上の取組み(6億4,592万7千円のうち新年度ALTの増員分4億6,483万6千円) 3 デマンド交通車両購入事業(5,120万円)の関連予算を削除 1 今様北前船就航にあわせて日生、穂浪、片上、久々井、鶴海に待合所やトイレ、桟橋等を整備するとのことだが、インバウンドの方々を中心に岡山、姫路方面の航行に、市内の多くの場所から乗船できるようにする必要があるのか疑問である。 2 本来達成すべき義務教育の目的から逸脱した施策となっているのではと疑問と不安を感じる。現場からの要望事項の優先順位検討など、もっと丁寧かつ慎重に進めないといけないのではないか。まずは従来の25名に留めておくべきと考える。 3 10台の軽四車両が納入され、それらの運転手を募集するも応募が足りない状況であるにも関わらず車両を追加する意味がわからない。 委員会修正案に賛成 1 観光施設 観光船関連 整備工事(1億9,700万円)の関連予算を削除 1 北前船を模した観光船の運航は、日本遺産の取組推進や観光客誘致に貢献するものと理解しているが、この度の提案説明では運航に関しての全体計画が見えにくく、待合所や桟橋の設置に関して再度調査研究を行った上で提案いただきたい。 修正動議・委員会修正案・原案のいずれにも反対 1 観光船関連予算は、運航計画も財政計画もなく認められない。 2 教師不足の中での現場の負担増と受入準備はできていない。これほどの外国語指導助手の必要性、今後の教育費の負担を考えると再度現場と市民の声を聞き検討する必要性がある。 3 出す施策が裏目裏目に出ており、デマンドタクシー7人乗りは、必要はない。 その他 新たな職員派遣は、備前市の規模にあった配置を求める。 派手なマスコミ受けする施策でなく自治体本来の住民福祉の向上をめざした地道な予算をお願いする。 令和6年度一般会計補正予算(第11号) 原案可決 原案、修正動議について、3人の議員による討論が交わされました。修正動議の内容は、繰越明許費補正のうち小学校費及び中学校費の体育館移動式空調機購入事業(104,335千円)の削除を求めるものでした。討論では、当該事業に対して国の特例交付金が見込めることによる繰越しについて、再検討を求める修正動議に賛成する意見と早期整備を目指して原案に賛成する意見がありました。 (編集委員 青山孝樹) 3ページ 各議員の賛否一覧(表) 会派名 公明党備前市議団 日本共産党備前市議団 新志会 経民会 市政会 無所属 議員名 森本 奥道 中西 松本 石原 藪内 守井 尾川 山本 内田 土器 丸山 立川 青山 草加 賛成 反対 令和7年度 一般会計当初予算 修正動議 × × [×] × 〇 [〇] × × × × × × 〇 [〇] 〇 5 10 委員会修正案 [〇] 〇 [×] × × × 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 × 10 5 修正を除く原案 [〇] 〇 [×] × × × 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 × × 9 6 令和7年度 水道事業会計当初予算 〇 〇 [×] × 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 13 2 令和6年度 一般会計補正予算(第11号) 修正動議 × × [×] × 〇 [〇] × × × × × × 〇 〇 〇 5 10 原案 〇 〇 [×] × × × [〇] 〇 〇 〇 〇 〇 〇 × × 9 6 市営バス運行事業に関する条例及びデマンド型乗合タクシーに関する条例の一部改正 〇 〇 × × × × 〇 〇 〇 〇 〇 〇 × × × 8 7 学びと遊びの健康プラザ設置条例の制定 〇 〇 × × 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 × 〇 12 3 観光旅客船建造事業の請負契約の締結 〇 〇 × × 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 × 〇 12 3 令和6年度一般会計補正予算(第12号) 〇 〇 [×] × × × 〇 〇 〇 〇 〇 〇 × × × 8 7 備前焼伝統産業会館明渡し等請求に関する訴えの提起 〇 〇 [×] × × × 〇 〇 〇 〇 〇 [〇] × × × 8 7 自衛隊員募集への名簿提供の中止を求める請願(請願第14号) × × [〇] 〇 × × × × [×] × × × × × × 2 13 物価高騰に見合った年金支給額の改善と誰もが安心できる年金制度への改善を求める請願(請願第15号) × [×] 〇 [〇] × × × × × × 〇 × × 〇 × 4 11 表の見方 1.「○」は賛成、「×」は反対、「−」は表決に加わっていないことを表します。記名投票による表決は投票賛否を、起立表決による表決は、「着席者を否(反対)とみなす」備前市議会の先例に基づいて記載しています。 2.[ ]は討論を行った議員を示します。 会派の異動 令和7年3月3日付けで会派の異動がありました。 会派の脱退 立川茂 異動前 新志会 異動後 無所属 会派は同じ政策などを持つ議員が2人以上で結成するグループで、議長に届け出をすることで認められます。会派は、自分たちの意見を市政に反映させるための活動をしています。 4ページ 一般質問の要旨 登壇した13議員の一般質問通告事項は次のとおりです。 (表) 質問議員 質問事項 1 石原和人 1 財政について 2 備前市美術館、学びと遊びの健康プラザ、新図書館について 3 子育て支援事業について 4 給食費・学用品費無償化事業について 5 ALT(外国語指導助手)について 6 備前焼伝統産業会館について 7 観光船建造事業について 2 守井秀龍 1 4年間の実績と今後について 2 補助金の在り方について 3 各種財政指標の評価について 4 ふるさと納税のより一段の増加策について 5 誰もが活躍できる産業振興策について 6 小さな声に耳を傾けた地域要望の解決策について 7 観光行政の年次計画化について 8 吉永駅周辺の活性化について 9 コロナ禍後の出生数の向上策について 10 新図書館としての新築の意義について 11 旧アルファビゼンの改修活用の意義について 12 旧備前焼ミュージアムの建替えに至った経緯について 3 藪内靖 1 英語教育に関して 2 療育の充実に関して 3 デマンド交通に関して 4 北前船に関して 5 市有施設の貸付に関して 4 立川茂 1 福田地区の資材置き場として購入した土地の現状は 2 鶴海地区の新婚世帯をターゲットとした住宅用地開発は 3 伊部地区の観光駐車場用地として購入された土地の現状は 4 伊部地区の新たな感染症対策用地として購入された土地の現状は 5 伊部公民館(リフレセンター)の調理室は 6 伊部南大窯跡地の整備状況は 7 デジタルサイネージ事業のその後は 8 デマンド型乗合タクシーの運転状況は 9 ふるさと納税、企業版ふるさと納税、クラウドファンディングのコストは 10 国際バカロレア教育は進んでいるのか 11 支援が必要な児童・生徒の現状は 5 松本仁 1 企業版ふるさと納税について 2 国際交流と外国人労働者への援助について 3 「観光船」待合所等の整備と竣工記念企画について 4 バス停の屋根付き待合所の設置について 6 内田敏憲 1 観光客誘致について 2 備前市の人口減対策について 3 防災対策について 4 詐欺被害への対策について 5 公共交通の利用促進について 7 奥道光人 1 市民センターについて 2 防災・避難所について 3 本市の英語教育・国際教育について 8 中西裕康 1 備前市美術館建設工事の進捗状況について 2 新図書館建設工事の進捗状況について 3 学びと遊びの健康プラザ建設工事の進捗状況について 4 市民センター等エアコンは夏までに間に合うか 5 観光船(北前船)建造工事の進捗状況について 9 土器豊 1 今後の市政について 2 叙勲について 3 備前焼について 4 備前焼伝統産業会館について 5 企業債について 6 伊部東地区の意見交換会について 10 森本洋子 1 学びと遊びの健康プラザについて 2 子どもの居場所づくりについて 3 公共交通について 11 尾川直行 1 令和7年度当初予算―人口減少問題―の取組 2 新図書館開館への事業推進について 3 備前市文化財保存活用地域計画の活用について 4 教育の充実、芸術文化活動推進について 12 青山孝樹 1 令和7年度当初予算について 2 備前市のインフラ整備について 3 教育について 4 公共交通について 5 本市のスポーツ行政について 13 丸山昭則 1 備前焼伝統産業会館について 2 防災・減災について 5ページ 経常収支比率について 新志会 石原和人 問 財政の弾力性を示し、高いほど財政が硬直化していると言われる経常収支比率が、令和2年度97.6パーセントで県内15市ワーストとなり注目を集めた。3年度はコロナ禍で徴収が猶予されていた市税、国からの交付税が大きく増えたことなどから89.4パーセントに改善し、令和4年度は89.1パーセントであった。ここで着目したいのは、令和4年度分以降その計算式から下水道事業への出資金が除外されている点だ。自治体によって計算式にバラつきのあるあいまいな数値であり、一喜一憂すべきではないと捉えるが、参考までに令和2年度分を現在の、令和4年度分を従来の計算式で計算すればどうなるか。 市長 2年度が4.6パーセント、4年度が4.4パーセント変動する。 意見 2年度97.6パーセントが93.0パーセントに、4年度89.1パーセントが93.5パーセントになることを確認させていただき、誠に難解であいまいな指標であると実感した。 給食費・学用品費の無償化について 問 物価高騰により食材の調達に支障はないかと不安を抱く。瀬戸内市では令和7年度無償化に取組むようだが、1食あたり小学生350円、中学生404円で積算しているようだ。備前市ではどうか。 教育長 令和7年度、1食あたり小学生320円、中学生360円で予算化している。 問 学用品も同じく上限額にとらわれて果たして十分に調達できているかと心配であるが。 教育長 小学生が12,300円、中学生が31,230円(年間)となっており、まかなえていると考える。 問 こども園はどうか。 教育長 給食費が3歳未満375円(おやつ含む)、3歳以上が250円、学用品が3歳未満1,498円、3歳以上1,758円(1か月)で予算化している。 市政の実績と課題について 経民会 守井秀龍 問 市長の4年間の実績と市政の今後の課題についてのお考えは。 市長 令和3年度はコロナ禍の真っ只中であった。令和4年度は小中学校の給食費の無償化や学用品への補助など、令和5年度はデマンド乗り合いタクシーの運行開始、日生スケートボード場、旧アルファビゼンの減築への着手など、令和6年度は新美術館の建設の本格化、電子黒板の導入、認定こども園でのおむつの無償提供など多彩な事業を実施した。今後は「市民に寄り添う市政」「職員と力を合わせて進める市政」「公正公平を旨とする開かれた市政」「議会と意思疎通が十分図られた市政」を基本姿勢に、現在「備前市美術館」「海の見える図書館」「学びと遊びの健康プラザ(ビーテラス)」「現代版北前船」を建設、建造中で、依然として数々の行政課題が山積する中、今後も「あすへはばたく備前市」を目指し将来の子供たちのため、備前市発展のために頑張っていく。 写真 吉永屋根付き多目的広場(令和7年1月設置) 問 補助金の在り方についてのお考えは。 市長 団体運営は団体の自主財源で行っていただくことが望ましく、補助金が聖域化、既得権益化されないよう、また補助制度によって初期の目的が早期に達成されるよう適正な額を適正な期間補助することが重要と考える。 6ページ ALT(外国語指導助手)75名雇用 新志会 藪内靖 問 英語教育に関して、ALT75名を雇い入れ、全学年に配置しようとする理由は何か。また、支援学級への配置は。 市長 学校生活の中で日常的に英語を耳にし、発する機会を設けるためである。支援学級への配置は人員の関係で厳しかったが、1校あたり複数人の配置が叶えば対応できる。 問 療育の充実に関して、市独自の施策として、療育の対象範囲の拡大や補助を充実させるべきでは。 市長 保護者の意識の変化や乳幼児健診・教育現場での早期発見などにより障がいと認知され発達支援に繋がるようになってきた。マザースクールの開催やペアレントトレーニングの実施などで関係部署との連携を図りながら対応していきたい。 問 デマンド交通に関して、なぜミニバン10台を追加するのか 30台体制として運行の構想はいかに。 市長 大・中・小のサイズを揃えることを計画していた。運行時間は従来通り、価格交渉もこれまで同様、競争入札となる。 写真 デマンド型乗合タクシー 写真 軽自動車予定車両 問 市有施設の貸付に関して、ニュース番組で報道されるなど伝統産業会館における備前市と陶友会の現況をどう思われるか。多くの費用をかけた国内外でのプロモーション活動なのにマイナスイメージがつくのでは。 市長 トラブルが存在するとは思っていない。約束をお守りいただけないので代理人を通じて明け渡し請求を通知したまでである。移転先の代替案は提案していない。また、備前焼のイメージに関しては多くの方々から評価をいただいている。 伊部南大窯跡地付近の様子 無所属 立川茂 不動産施策の現状 問 福田地区の資材置き場として購入された約300坪の現状は。 市長 当面は資材置場として、活用方法を検討。 問 伊部地区での観光駐車場整備事業として購入された約437坪の現状は。 市長 土地造成に向けて土砂運搬に着手、来年度は造成工事を予定。 写真 伊部南大窯跡地付近の様子 休憩所の活用状況 問 伊部つながり西休憩所の大型モニターの活用状況は。 市長 市内の観光名所の映像・イベント情報を流し、掲示板として活用していく。 意見 設置時と同じ説明であり、数年眠っているようですが、是非活用していただきたい。 ふるさと納税等のコスト 問 ふるさと納税・企業版ふるさと納税・クラウドファンディングのコストは。 市長 令和5年度の個人版ふるさと寄附金実績コストは、返礼品代金約27パーセント、サイト利用料約10パーセント、送料約5パーセント、事務費約8パーセントで、経費総額で50パーセント以内。 クラウドファンディングは、個人版ふるさと寄附金と同様であるが、一部返礼品なしもある。企業版ふるさと寄附金のコストは、担当者の人件費・旅費になる。 7ページ 新観光船関連の予算案の再考を望む 日本共産党備前市議団 松本仁 新観光船待合所、休憩所及び浮桟橋の整備 問 待合所・休憩所、浮桟橋はどこに作るのか。 市長 待合所等は日生駅前に設置予定。寄港地として、片上、久々井、鶴海、伊里の4ヶ所に休憩所やトイレ等を整備する。浮桟橋の経費は1ヶ所1,500万円を見込んでいる。 写真 日生港 定期船桟橋 問 備前市の地域再生計画では企業版ふるさと納税を4年間で11億円と計画されていますが実績は。 市長 寄附金額は7年1月末現在で(合計)2億8981万円。 問 国際交流と外国人労働者への援助について、現在、備前市で働いている外国人労働者、実習生の地区別人数は。 市長 備前市在住外国人数ですが、西鶴山17人、香登79人、伊部77人、片上72人、伊里77人、東鶴山22人、三石79人、日生298人、吉永129人の合計850人。 バス停の屋根付き待合所の設置 問 日生ローソン前のバス停に待合所が設置されました。この様に備前市全域で、利用客の多い順に整備が望まれるが。 市長 道路管理者等と協議しながら、利用者が多く、設置可能な場所へ整備していきたい。 JR赤穂線を「赤穂・備前線」に 市政会 内田敏憲 問 公共交通の利用促進について、線路名を「赤穂・備前線」に変更するような運動を。 市長 非常にユニークなご提案をいただきありがとうございます。線路名の変更は、システムや券売機の改修が全国で必要となり多大な経費もかかることから線路名変更は難しいとお聞きしており、容易ではありませんが愛称をつけることはできると伺っているので、JRに対して提案したい。 問 観光客誘致策で今考えられていることは。 市長 備前焼のPRについては、ヨーロッパやアジア、アメリカ合衆国など海外での巡回展を引き続き実施していく。備前市美術館の開館に合わせたピカソ展など開館記念特別展の実施、観光船竣工時には大阪関西万博へのプロモーションに連携し、近郊の寄港地を周遊するルート開発に努めたい。 写真 建造中の観光船(船側部)の様子 詐欺被害への対策について 問 事案発生の状況とその対策は。 市長 県内の被害状況については、岡山県警察が公表している数値になるが、令和6年中の認知件数が197件、被害額が約6億3240万円で、対前年で15件、約2460万円の増加となっている。備前市内の状況は、令和5年中については、認知件数0件であるが、特殊詐欺被害を防ぐため対策電話の設置に対する補助、具体的な発生事案を踏まえ、市民への注意喚起、相談窓口としての対応など、引き続き、備前警察署と連携して被害防止対策に取組む。 8ページ 子供たちとペットに明るい未来を 公明党備前市議団 奥道光人 問 防災・避難所について、トイレカー導入の計画は。 市長 2台購入したが、今回も1台分の予算を計上した。必要に応じた整備をしたい。 問 ペットの同伴避難について、他市では学校と協定を結んでいるところもある。ビーテラス4階にペット用品の備蓄を検討できないか。 市長 加計学園との連携により、今後一つのモデルを作っていければと思う。ビーテラスの4階は半分が防災倉庫なので、ペットに十分な対応を新しい宿題として検討したい。 市民センターの改修 問 建設から40年以上と老朽化が著しいので改修が必要では。 市長 以前からよく認識している。東備地域最大のホールは貴重。本市だけでなく活用方法を考えたい。今後専門家と検討し、コンパクトに新しい役目を入れることにより、市民に喜んでもらえるよう、新図書館との間の道路を変更する事により、二つの施設を一体として運用を考えたい。 英語教育・国際教育の推進 問 本市の英語教育に用いる所謂「英語」とは。 教育長 フィリピンは憲法で英語を第2公用語として決めており、小学校から大学まで、教科書に標準的な英語が使われている。 問 子供たちが外国で通用する英語教育を。 教育長 現在セブ島への語学研修が増加しており、現地で確認したが、将来国際的に活躍したい学生が非常に多かったので、標準的な英語が使われていた。訛りについて心配は不要と考える。 埋設物の有無も調査せず土地購入 日本共産党備前市議団 中西裕康 問 備前市美術館建設工事の進捗状況は。完成時期、いつから使用できるのか。 市長 天候の影響、職人不足のため2カ月程度遅れ、使用の時期については、建物の完成後、備品整備、開館準備期間が必要で、現段階では7月12日の開館予定。 新図書館建設工事の進捗状況は 問 工程表によれば12月から矢板工事だが何かあったのか。また完成予定はいつか。 市長 掘削を行ったところ地中から地中障害物が確認され撤去作業に時間がかかり、令和8年3月末からずれ込む見込み。 問 地中障害物とは何か。 市長公室参与 耐火物、コンクリートなど。 問 土地購入の段階で調査はしていなかったのか。 市長公室参与 埋設物の情報は、事前に入手できなかった。 学びと遊びの健康プラザ建設工事進捗状況 問 2階までの工事と3階、4階工事の進捗状況は違うようだが。 市長 3階、4階については7月頃まで遅れる見込み。1階2階については5月の仮オープンをめざしたい。 写真 学びと遊びの健康プラザ 完成イメージ図 9ページ 備前焼の振興について 市政会 土器豊 問 備前焼の振興についてのお考えは。 市長 本市が誇る伝統的工芸品「備前焼」の魅力発信、後継者育成等に寄与するため、各種補助事業のほか、イベントや国内外での巡回展を実施しており、今後もこれらの振興策を継続していく。また大阪・関西万博、瀬戸内国際芸術祭や備前市美術館の開館に合わせて、備前市への誘客・関係人口の増加を図るため、多くの観光客が備前焼に触れ合う機会を増やし、魅力の発信に努め、焼き物の産地としてのまちづくりを進めていく。 問 世界遺産を目指すのか。 市長 現状では国際審査など複雑なプロセスがあり、難易度は高いものの、登録を目指していく。 問 みずほ銀行との協定を活かす施策を。 市長 本年1月に株式会社みずほ銀行と包括連携協定を締結し、連携項目の中に、海外ビジネス促進に関する事項が盛り込まれている。今後は金融機関が持っている専門知識と広範なネットワークを活かし、備前焼の販路拡大に努めていく。 地域包括ケアシステムの構築を 問 地域ささえあい事業や地域包括ケアシステムの構築についてのお考えは。 市長 地域や医療・福祉関係者、行政が一体となり、ボランティアの育成、介護予防、助け合い等、高齢者が住み慣れた地域で、要介護状態になっても自分らしい暮らしがおくれるよう、地域の方が共に支え合える地域包括ケアシステムの構築を地区と一緒に進めていきたいと考えている。 人にやさしいまちづくり 公明党備前市議団 森本洋子 公共交通 問 「備前市営バス運行事業に関する条例及び備前市デマンド型乗合タクシーに関する条例の一部を改正する条例の制定について」、市内在住で、マイナンバーカードを提示すると利用料金が無料になる期間が一年延長の改正案が提案されているが目的は。 市長 昨今、物価高が続いている。利用者負担が少しでも軽減されるよう1年延長を提案するもの。 問 利用料金の無料について今後の考えは。 市長 大原則は受益者負担である。備前市の財政上余裕があれば、高齢者や障がい者の方に支援ができるようにしていきたい。 子どもの居場所づくり 問 子どもの居場所づくりについては、遊びや食事の提供、落ち着いた学習環境を整えるなど、子どもが安心して継続的に過ごすことができることを目的としている。こども家庭庁も積極的に支援している。本市の現状は。 (表)令和6年度 子どもの居場所一覧表 a@名称 実施団体 地区 1 おひさまひろば 一般社団法人ジンジャー・エール 日生東 2 ザイングリッシュクラブ 子どもおしゃべりカフェ 日生西 3 三石こども食堂 三石こども食堂 三石 4 潟の家 潟の家を育てる会 片上 5 朝活サポートななはち NPO法人f.saloon 伊部  市長 市内5か所で補助対象事業として実施している。令和7年度からは、運営費月10万円、3年間の上限をなくし、小学校区1か所の設置も見直す。状況に応じて予算の範囲内で補助対象団体数を決定していく予定。 10ページ 若者、女性にも選ばれる「まち」へ 経民会 尾川直行 問 人口減対策、地方創生に岡山県の行う施策との整合性が求められる。地方創生1.0の反省は、「地域の活性化」と「少子化」の二つの政策目標の実現ができなかった。その反省から地方創生2.0では人々の生活圏を広い視野で捉え、近隣・関係地域・企業と協力し成長戦略を練る。「若者や女性にも選ばれるまち(市)へ」の実現に若者、女性、こども、市職員等から意見を聴き施策を行うべき。 市長 市と岡山県の少子化対策等への予算編成と方向性は同じと考えている。若者や女性にも選ばれる市への取組みは、高校生や異なる世代の女性が参加したワークショップを開催し、提案をいただいている。市役所内に部局横断的な人口減・少子化対策プロジェクトチーム(5人程度)を新設し取組む。また、職員提案制度により多角的・総合的な視点からも人口減・少子化対策に取組む。 新図書館を創造、開館へ向けての施策を 問 新図書館づくり推進に、市民ワークショップの成果を活かす。小・中・高校生、学校司書などのグループを編成し提言いただく。その際設計者も参加し、新図書館づくり・新図書館像の共有に努めるべき。 市長 市民ワークショップで頂戴した意見の実現に意見の集約と職員間での情報共有を行っている。また、学校司書会やこども園園長会に担当者が出席し、今後の協力をお願いしている。設計者と一緒に様々な意見をいただく機会を企画する。 問 図書館の管理運営について大正大学片山善博特任教授は、指定管理はなじまないとのこと。地方創生からも市が直接管理運営を行うべき。 市長 新備前市図書館の管理運営は、市が直接運営を行う。 市長選挙の年、本当に骨格予算なの? 無所属 青山孝樹 問 令和7年度当初予算、多くの継続事業や新規予算が計上され前年度とほぼ同額になっているが、これで骨格予算といえるのか。 市長 政策的経費を抑制した骨格予算としている。人件費や物価高騰が予算規模を押し上げている。 問 埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、本市の下水道管の自主点検の結果と今後の対策は。 市長 点検は目視により行い、異常は確認されていない。今後は国や県の情報を注視し、重要な幹線等について点検を行う予定である。 問 市営バスやスクールバスの保管場所と運行管理について、備前片上駅の再編整備のお考えは。 市長 備前片上駅前へパーク&ライドを整備し、JRの利用を促進するため移設した。運行管理と運転手の通勤状況については、引き続き効率的な運行を目指し改善に努める。 写真 備前片上駅前ロータリーと駐車場の様子 問 少子化による生徒数の減少が子供たちの教育環境の悪化の原因になっている。将来を見据えて学校の統廃合は最優先課題ではないか。 教育長 将来的には統廃合は避けられない課題と考えている。子供たちの教育環境を考えることが最優先課題と捉え、取組む必要があると考えている。 問 部活動地域移行の現状と今後の取組みは。 文化スポーツ部長 指導者を確保し、2027年度末までに全ての部活動地域移行の実施を目指す。 11ページ 備前焼伝統産業会館の指定管理の現状 市政会 丸山昭則 問 昭和62年に備前焼伝統産業会館が設立されたのち、陶友会に指定管理を委託されており、その後3年ごとに委託を更新して来ました。伝統産業会館からの物品の引き上げ、事務所移転のお知らせが届いていると聞いたが現状は。 市長 備前焼伝統産業会館について、陶友会の指定管理期間は令和6年3月31日を持って満了している。その後、市が直接管理を行い、令和6年6月議会で議決を得て、8月からは、一般財団法人備前市文化芸術振興財団を指定管理者とし、管理運営を実施している。 問 市から急遽立ち退きの連絡が報道されたり、周囲の方々は、「市の行うことは強引な。無茶苦茶」という声を耳にしたが、実際はどうなのか。 市長 市は、令和6年2月7日には、令和6年3月31日をもって指定管理の期間が満了し、今後は指定管理を継続しない旨の連絡をしていた。また、令和6年4月から陶友会に対し、伝統産業会館を占有する権限を有しなくなった旨を伝えてきていた。 防災・減災の取組みの推進を 問 「かたかみ防災の手引き」が片上地区支えあい実行委員会で作成されており、地区に合った内容でとても分かりやすい。本市のサポート事業の一環として、他の地区でも作成を促してみてはどうか。 副市長 防災に関わる各種取組みが認められ、平成26年には、消防庁の防災まちづくり大賞・消防庁長官賞を受賞。また、今年2月には同大賞の日本防火・防災協会長賞を受賞されるなど、市民の皆様による共助の優れた事例と考える。 市議会の主な活動状況 1月 9日 議会運営委員会 14日 議会だより編集委員会 16日 議員研修会 17日 総務産業委員会 20・21日 議会運営委員会行政視察 24日 厚生文教委員会 27・28日 厚生文教委員会行政視察 28・29日 総務産業委員会行政視察 2月 9日 議会報告会 10日 厚生文教委員会 13日 議会運営委員会 19日 第1回定例会 Pick Up 2月9日に議会報告会を開催し、12月定例会の報告や参加者との意見交換を行いました。「備前緑陽高校の通学補助について、行うのなら市内全ての高校生に行ってもらいたい」 「人口減少による中学校の統合の問題は避けて通れない状況では。早期に方向性を示して早く取組んでもらいたい」 「議員の担い手不足について、議員の専業、兼業も含め、夜間議会、休日議会の開催など議会改革があってもいいのでは」 といった市政や議会活動への率直な意見が寄せられました。 報告会での意見・提言は、担当部署に伝えていくほか、各議員が政策や施策として考えながら、市執行部に質してまいります。 12ページ 総務産業委員会 総務産業委員会は、3月6日、10日に開催し、付託された案件の審査ほか、所管事項を調査しました。審査議案はいずれも原案可決と決し、本会議に報告しました。 市営バス運行事業・デマンド型乗合タクシーに関する条例の一部改正 原案可決 市営バスとデマンド型乗合タクシーのマイナンバーカードを提示した場合に係る料金の特例(無料)について、その期間を令和8年3月31日まで1年間延長するものです。 観光旅客船建造事業の請負契約の締結 原案可決 観光旅客船(北前船)建造事業について、建造と艤装の施工区分による所掌協議を重ねた結果、艤装部分に含まれていたものを建造に含め追加施工することとなったことにより、ツネイシクラフト アンド ファシリティーズ株式会社と請負変更契約をするものです。 (表) 変更事項 変更前 変更後 契約金額 149,270,000円 157,784,000円 請願審査 1 請願第14号「自衛隊員募集への名簿提供の中止を求める請願」は、現行の事務取扱状況を確認のうえ、提供について配慮がなされている等の意見があり、賛成少数で不採択と決しました。 2 請願第16号「国に対し、食料・農業政策の見直しを要請する請願」は、請願趣旨に「食料供給困難事態対策法は農家に作付けの転換を命令、罰則を設ける制度を検討している」とあるが、作付計画を求め実施できなくても罰則等の対象にならないのではとの意見があり、賛成少数で不採択と決しました。 委員会視察 令和7年1月に熊本県熊本市の「安全・防災の取組」と同県荒尾市の「公共交通と都市計画の事業」について視察調査しました。 熊本市では、熊本地震の発生後、既存の対応マニュアルが役に立たなかったことを教訓にして、地域防災計画の改訂や小学校区ごとに校区防災連絡会、避難施設ごとに避難所運営委員会を設立するなど体制を構築していました。特に、避難所運営委員会では職員配置を固定化し、平時から顔の見える関係を築き、災害時に備えるなど実体験を踏まえ取組んでいました。災害が少ないと言われる備前市において、市民に対してどのように防災意識を高めていくか、また自主防災組織における市民主体の防災訓練の実施など備前市の課題が見えてきました。 荒尾市では、日本初の市内全域を対象としたAIを活用した予約型相乗りタクシーを産官学の積極的な連携と実証実験、地元タクシー、バス業者との協議を重ね導入されていました。備前市においては、バスやタクシー等の料金設定や平日以外の運行など費用対効果を含め、利便性向上に向けて調査研究を進めていく必要性を感じた視察となりました。 (委員長 森本洋子) 写真 委員会視察の様子(熊本市) 13ページ 厚生文教委員会 厚生文教委員会は、3月5日、7日に開催し、付託された案件の審査ほか、所管事項を調査しました。審査議案はいずれも原案可決と決し、本会議に報告しました。 令和7年度備前市後期高齢者医療事業特別会計予算 原案可決 保険料徴収に係る歳入、徴収した保険料を広域連合へ納付する納付金、後期高齢者に係る健康診査など予算額7億903万6,000円。 (表)新規事業の概要 人間ドック受診費用補助事業 対象者 満75歳以上の人かつ人間ドックを自費で受診した人 和気医師会の医療機関で受診 補助金額 5,000 円とする 受診の対象期間 令和7年4月1日から令和8年3月31日 歯周疾患検診事業 対象者 令和7年度中に80 歳になる約300人 備前市・和気町内の協力歯科医療機関で健診 受診料金 500 円 実施期間 令和7年6月1日から令和7年12月31日 請願審査 請願第15号「物価高騰に見合った年金支給額の改善と誰もが安心できる年金制度への改善を求める請願」は、委員から現在の物価高騰で年金生活者の暮らしの不安解消や、年金支給額の改善を求める趣旨は理解できるなどの意見がありましたが、賛成少数で不採択と決しました。 委員会視察 令和7年1月に埼玉県さいたま市の「大宮国際中等教育学校の特色ある取組」と神奈川県茅ケ崎市の「海岸におけるごみ対策」の先進施策を視察調査しました。 大宮国際中等教育学校では、探求型教育をキーに、タブレットの常時使用、英語での授業、グループ研究などで展開する100分授業、土曜日の効果的利用による学びの深さなど教育システムは非常に先進的で、従来の講義のみの劇場型授業の弊害をなくした方法には学ぶところがあると感じました。 茅ケ崎市では、海岸におけるごみ対策の住民の意識高揚を図る行政の啓発活動や様々な仕掛けがみられ、時間はかかるかもしれないが市民や街を訪れる人たちの意識改革につながっていると感じました。備前市の取組では一部ごみの回収処理支援はあるものの、やはり行政も近隣市町との連携や啓発活動を展開していく必要性を認識した視察となりました。 (委員長 中西裕康) 写真 委員会視察の様子(さいたま市) 14ページ 予算決算審査委員会 予算決算審査委員会は、3月4日、11日から14日、17日から18日、21日に令和6年度一般会計補正予算(第10号・第11号・第12号)及び令和7年度一般会計当初予算を審査した結果、6年度一般会計補正予算は原案可決、7年度一般会計当初予算は修正可決し、本会議に報告しました。 令和6年度一般会計補正予算(第10号) 原案可決 国の物価対策対応重点支援地方創生臨時交付金を財源として、新小学生(5万ポイント)、新中学生(7万ポイント)及び新高校生並びに中学校を卒業して新社会人(10万ポイント)を有する世帯への支援として、電子地域ポイントを付与する事業費(予算額43,100千円)を全会一致で可決しました。 令和7年度一般会計当初予算 修正案可決 少数意見の留保あり 次表の1の事業の関連予算を削除する修正案と1から3の事業の関連予算を削除する修正案が提出されました。採決の結果、1のみを削除する修正案を賛成多数で可決し、残る原案については、可否同数となり、委員長が原案可決と裁決しました。 当初予算の主な新規・拡充事業等の内容(表) 修正案 事業名 予算額(千円) 事業概要 1 観光施設 観光船関連 整備工事 197,000 建造中の観光船 備前丸 の拠点となる日生港、寄港地4箇所(片上、伊里、久々井、鶴海)に休憩所、桟橋、トイレ等を整備する事業費 2 国際感覚と英語力向上の取組み 外国語指導助手(ALT)関連  645,927 小・中学校、認定こども園等にALT85名を配置する事業費 予算額のうち修正案 新年度増員分相当464,836千円を削減 3 デマンド交通車両購入事業 51,200 ミニバンタイプ(7人乗り)10台の購入 備前焼伝統産業会館改修事業 419,400 外壁や設備の改修、エレベーターや多目的トイレの整備などバリアフリー化、2・3 階に展示室を整備する改修工事 行事企画運営補助事業 備前市美術館 53,713 展示室において、多様な展覧会を開催。テーマは、備前焼や市ゆかりの歴史・芸術、日本や世界の現代美術・陶芸に関するもの JR西片上駅活性化対策事業 100,000 既存駅舎のリニューアル 外装、内装、男女トイレ、多目的トイレ、待合室の整備 船舶購入 放水演習用伝馬船 15,000 日生方面隊出初式の放水演習において利用する伝馬船の一部(船舶6 艇)を更新 今様北前船 備前丸 竣工記念事業 5,980 日本遺産認定「北前船」の竣工を記念し、大多府島にて体験イベント等を実施 災害用ドローン購入 3,981 災害用ドローン(撮影機能搭載3基、撮影・運搬機能搭載1基)の購入 無痛分娩費用助成事業 2,000 医療保険の保険給付適応とならない無痛分娩費用の一部を助成 令和6年度一般会計補正予算(第11号) 原案可決 少数意見の保留あり 繰越明許費補正のうち小学校費及び中学校費の体育館移動式空調機購入事業(104,335千円)を削除する修正案が提出されましたが、賛成少数で否決されたため原案を採決した結果、可否同数となり委員長が原案可決と裁決しました。 (委員長 山本成) 15ページ 議案等審議結果 案件名 議決状況 議決形態 令和7年度当初予算 一般会計予算 修正可決 賛成多数 国民健康保険事業特別会計予算 土地取得事業特別会計予算 三石財産区管理事業特別会計予算 三国地区財産区管理事業特別会計予算 浄化槽整備事業特別会計予算 後期高齢者医療事業特別会計予算 介護保険事業特別会計予算 飲料水供給事業特別会計予算 宅地造成分譲事業特別会計予算 駐車場事業特別会計予算  企業用地造成事業特別会計予算 下水道事業会計予算 病院事業会計予算 原案可決 全会一致 水道事業会計予算 原案可決 賛成多数 令和6年度補正予算 一般会計補正予算(第10号) 国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号) 土地取得事業特別会計補正予算(第2号) 三石財産区管理事業特別会計補正予算(第2号) 後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第4号) 介護保険事業特別会計補正予算(第4号) 駐車場事業特別会計補正予算(第3号) 企業用地造成事業特別会計補正予算(第2号) 原案可決 全会一致 一般会計補正予算(第11号)(第12号) 原案可決 賛成多数 条例制定・改正・廃止 備前市営バス運行事業に関する条例及び備前市デマンド型乗合タクシーに関する条例の一部改正 原案可決 賛成多数 備前市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正 原案可決 全会一致 備前市職員の育児休業等に関する条例の一部改正 原案可決 全会一致 備前市職員の給与に関する条例の一部 原案可決 全会一致 備前市職員特殊勤務手当支給条例の一部改正 原案可決 全会一致 備前市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例等の一部改正 原案可決 全会一致 備前市税条例等の一部改正 原案可決 全会一致 備前市心身障害者医療費給付条例の一部改正 原案可決 全会一致 備前市開発事業の調整に関する条例及び備前市墓地等の経営の許可等に関する条例の一部改正 原案可決 全会一致 備前市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部改正 原案可決 全会一致 備前市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正 原案可決 全会一致 備前市病院事業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正 原案可決 全会一致 備前市ふれあい交流基金条例を廃止する条例の制定 原案可決 全会一致 備前市小集会所設置条例を廃止する条例の制定 原案可決 全会一致 備前市学びと遊びの健康プラザ設置条例の制定 原案可決 賛成多数 備前市乳児等通園支援事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定 原案可決 全会一致 その他 三石財産区管理委員の選任同意 同意 全会一致 三国地区財産区管理委員の選任同意 同意 全会一致 財産(建物)の無償譲渡 原案可決 全会一致 備前市教育集会所の指定管理者の指定 原案可決 全会一致 第3次備前市総合計画の計画期間及び目標値年度の延長 原案可決 全会一致 備前市及び赤穂市における東備西播定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定の締結 原案可決 全会一致 備前市及び上郡町における東備西播定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定の締結 原案可決 全会一致 岡山市及び備前市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部変更 原案可決 全会一致 備前市過疎地域持続的発展計画の一部変更 原案可決 全会一致 市道路線(片上54号線)の変更 原案可決 全会一致 備前市美術館展示ケースの物品供給(売買)契約の変更 原案可決 全会一致 観光旅客船建造事業の請負契約の締結 原案可決 全会一致 備前焼伝統産業会館明渡し等請求に関する訴えの提起 原案可決 賛成多数 債権放棄の報告 報告 ― 請願 自衛隊員募集への名簿提供の中止を求める請願(請願第14号) 不採択 賛成少数 物価高騰に見合った年金支給額の改善と誰もが安心できる年金制度への改善を求める請願(請願第15号) 不採択 賛成少数 国に対し、食料・農業政策の見直しを要請する請願(請願第16号) 不採択 全会一致 16ページ 議会運営委員会視察 令和7年1月に議会業務継続計画と議会ICTの取組についての調査を実施しました。 田原市議会は、東日本大震災の際に被災地で議会機能が十分発揮されなかったことから、災害時の議会の在り方について議会の責務を継続して果たせるよう議会業務継続計画を策定し、各種取組を実践しています。本市議会においても、議会業務継続計画を適宜検証し、災害の種類に応じたシミュレーションを行うなど、緊急時に対応できる体制づくりを進めていく必要があると感じました。 安城市議会は、平成28年から全議員にタブレット端末を配付し、議会ICT化に取組まれています。ペーパーレス化により約222万円の経費削減となったが、ペーパーレス化だけが目的ではなく、議会の効率化、迅速化、議員活動の充実を図られています。本市議会においても、当初予算書や決算書等膨大な資料の取扱いや、通信環境の整備等、引き続きペーパーレス化に向けて調査研究していく必要があると感じました。 6月定例会の予定 開会時刻は9時30分から 6月2日(月) 開会議案上程 6月11日(水) 一般質問 6月12日(木) 一般質問 6月13日(金) 一般質問 6月16日(月) 議案質疑委員会付託 6月17日(火) 総務産業委員会 6月18日(水) 厚生文教委員会  6月19日(木) 総務産業委員会  6月20日(金) 厚生文教委員会 6月23日(月) (予備日) 6月24日(火) 予算決算審査委員会 6月25日(水) (予備日) 6月27日(金) 討論・採決閉会 みる・きく 本会議・委員会の傍聴ができます。 市役所6階 議会フロアにお越しください。 本会議の模様をインターネットで中継・録画配信しています。 備前市議会ホームページ https://www.city.bizen.okayama.jp/soshiki/23/ 編集後記 桜の時期も終わり、野山に咲くツツジ、フジの季節になりました。少子高齢化、人口減対策、防災対策、老朽化するインフラへの対応など様々な課題が山積している備前市ですが、2月定例会で今年度予算の骨格が決まりました。4月には向こう4年間の市政を担うリーダーである市長が決まりました。私たち議員の任期もあと1年、引き続き市政に関する皆様のご要望、ご意見をお寄せください。私たちも、新たな気持ちで、皆様のご意見を市政に反映していきたいと思っています。 (編集委員 松本仁) 備前市議会だより 第72号 令和7年5月発行 発行 備前市議会 編集 備前市議会だより編集委員会 定例会号年4回(2月・5月・8月・11月) と臨時号を発行 この議会だよりは再生紙を使用し、環境にやさしい植物油インキで印刷しています。 ユニバーサルデザイン(UD)の考えに基づいた見やすいデザインの文字を採用しています。