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備前の壺。
その歴史上の特徴は、鎌倉時代から室町時代にかけて甕や擂鉢と共に多量生産され、西日本を中心に流通したことにあります。焼締め陶の堅牢さという実用性は備前焼にとって大きな価値で、当時の生活向上に尽くしたともいえるでしょう。
中世の備前焼を代表する壺はまさに力強く、純朴です。それは桃山時代以降、生産が盛んになる茶陶製品の多様な造形・焼け色といった鑑賞性に勝るとも劣らない美質です。本展では備前の壺と共に国内窯業地の優品も合わせて展覧し、中世の一端をやきものの観点からご紹介します。
大地に根差し、健康的な逞しさと美しさのある「日本生まれのやきもの」をご堪能ください。
展覧会名|備前市立備前焼ミュージアム 秋季企画展『逞(たくま)しの壺、美しの壺』
会 期|令和4(2022)年9月29日(木)~12月18日(日)
開館時間|9時00分~17時00分(最終入館16時30分)
休 館 日|月曜休館(祝日・振替休日の場合は翌日)、詳細は開館カレンダーを参照
入 館 料|一般500円(400円)、高大生300円(200円)、中学生以下無料
※()は20名以上団体料金/65歳以上は割引あり(要証明) 詳細は入館料を参照
会 場|備前市立備前焼ミュージアム展示室 (〒705-0001岡山県備前市伊部1659-6)
主 催|備前市立備前焼ミュージアム
内 容:2015年10月1日にオープンした当館。秋の行楽に合わせ、本展もお楽しみください。
日 時:2022年10月1日 9時~17時(最終入館は16時30分まで)
対 象:一般500円(400円)、高・大生300円(200円)※割引併用は不可
※ 「📷OK」マークのある作品は、写真撮影可能です
(ただし、私的利用に限ります。詳細は展覧会場でご確認ください)
※ 展覧会図録、紙製クリアファイルの展覧会グッズも頒布予定!
令和 4 年度秋季企画展『逞しの壺、美しの壺』出品リスト [PDFファイル/173KB]
令和 4 年度秋季企画展『逞しの壺、美しの壺』チラシ [PDFファイル/2.1MB]