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鶴島(つるしま)
日生エリア
鶴島(つるしま)
恋人たちの聖地 ~ハートでつなぐ甘いひとときを~
備前市日生港の南東約6kmにある島で、「キリシタン流刑地」として知られています。鶴島の北西にある小島は、潮が引くと鶴島とつながり、干潮時にロマンチックな砂の道が現れます。上空から見るとハート形に見えることから、テレビ番組の舞台としても使用され、恋人たちのパワースポットとして注目されています。
(アクセス)日生港より海上タクシーで約40分 ※定期船はありませんので海運会社へお問い合わせください。
夕刻のシルエットが美しい空間で、甘いひとときを。
上空から見た鶴島(ハート形)
キリシタン殉教の島
明冶政府の外来思想排斥政策は、多くのキリスト教信者を心身ともに苦しめました。岡山城下から約50km離れた無人烏「鶴島」に送られたキリシタンたち(長崎県浦上キリシタン教徒117名)は、自由な身になるまでの3ヶ年半をこの島で過ごしましましたが、すしづめ状態の長屋、土地の開墾、説教聴問などに耐えかね、 改心する者もいたといいます。
この島は草地で開墾するには適しており、大豆、麦、さつま芋などが作られていましたが、それらの作物を口にすることは許されていませんでした。この島で亡くなった18名のキリシタンたちは、島の南東の丘斜面に葬られています。
マリア像と十字架
浦上の「四番崩れ」で、この島に閉じこめられたなかに岩永マキがいた。浦上に帰るやドロ神父をたすけ、看護婦、孤児院、十字会など社会奉仕の中心人物となった。鶴島での弾圧をはねのけてボランティアの神となった。
昭和44年 5月、岡山市のカトリック教徒により、殉教百年祭が盛大に行われ、殉教者碑・十字架などの建立とともに、めい福が祈られました。
マリア象
十字架