備前市立備前焼ミュージアム 令和元年度特別展「獅子十六面相」
主 催:備前市立備前焼ミュージアム、備前市教育委員会、備前市、山陽新聞社 共 催:備前宮獅子展実行委員会 協 力:株式会社 ジャパンブルー 後 援:岡山県、岡山県教育委員会、岡山県郷土文化財団、公益社団法人岡山県文化連盟、備前商工会議所、一般社団法人備前観光協会、備前東商工会、協同組合岡山県備前焼陶友会~ |
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会 期:2019年9月28日(土)~2020年2月2日(日) 9時~17時(最終入館16時30分)
※前期9月28日(土)~11月16日(土)、後期11月20日(水)~2月2日(日)
休 館 日:月曜日(祝日・振替休日の場合、その翌日)、12月29日~1月3日、展示替え時 ※9月17日(火)~9月27日(金)は、展示替え及び、館内メンテナンスのため、臨時休館 ※11月17日(日)~11月19日(火)は、前・後期出品作品展示替えのため、臨時休館
会 場:備前焼ミュージアム1・2階(岡山県備前市伊部1659-6) ※備前焼まつりにともない、10月18日(金)~10月20日(日)は駐車場をご利用いただけません。JRなど公共交通機関をご利用ください。
料 金:一般500円(400円)、高大生300円(200円)、中学生以下無料 ※65歳以上の方、身体障害者手帳等をお持ちの方、その付添いの方等割引制度有り ※()は20名以上団体料金 |


岡山の神社を歩くと、ある動物を模した迫力のある陶製の像に出会うことがあります。台座の上で赤褐色製の胴体を筋骨逞しい四肢で支え、時には威嚇するように、時にはやさしい表情で迎えてくれます。備前焼の宮獅子(みやじし)です。
江戸時代、備前焼業界は西日本のマーケット規模が縮小し、新たな商品開発に活路を求めていたといわれています。その新商品として備前焼の獅子は、注文品として大型のものが作られる一方、一般にも様々な大きさのものが多数作られ、明治時代に至るまで業界全体を支えました。製作には土製の型を使い、コストをさげる効率化をはかった様子もうかがえます。注文品の中には、全高が1mを超える巨大なものもあり、備前市西片上の恵比寿宮(えびすぐう)の獅子は1.33mにもなります。現在は、愛知県陶磁美術館の所蔵ですが、特別展にあわせ37年ぶりに備前で展示されます。あわせて瀬戸・美濃の豊かな表情をもつ獅子たちも展観します。
2017年度「きっと恋する六古窯―日本生まれ日本育ちのやきもの産地―」として備前焼が日本遺産の認定を受け、そのストーリーの構成文化財として「備前焼狛犬」も位置づけられています。全高1.5mの宇佐八幡宮(備前市指定)の宮獅子もその代表格ですが、経年劣化のため2017年度から2年かけて修理されました。その様子を復元に使ったスケールダウンモデルや写真パネルで紹介します。
さらに未来に向けて、細工物を手掛ける今の陶工たちが現代に蘇らせるモダンな作品群も紹介します。~ |
■展示作品 約60点
【近世歴史資料】約10件
-文政4(1821)年銘 恵比寿神社獅子 阿 (愛知県陶磁美術館蔵) -貞享3(1686)年銘 天神社獅子一対(岡山県指定重要有形文化財・天神社蔵) -文政9(1826)年銘 宇佐八幡宮獅子一対(宇佐八幡宮蔵)★展示期間:2019年11月20日~12月28日 -獅子の立尾土型 宝永2(1705)年 (備前市蔵) -大ノ中獅子土型17点 享和2(1802)年 (備前市蔵) -小獅子土型8点 文化3(1806)年 (備前市蔵) -大ノ唐獅子土型10点 天保12(1841)年 (備前市蔵)
【近代備前資料】約10件
-金重陶陽、三村陶景作品等
【瀬戸・美濃狛犬資料】 約9件 (下記資料は、愛知県指定文化財(有形民俗)で愛知県陶磁美術館蔵)
-鉄釉灰釉狛犬 阿・吽 瀬戸美濃 室町時代(15世紀) -鉄釉狛犬 阿・吽 瀬戸 室町時代(15世紀) -鉄釉狛犬 吽 瀬戸 美濃 寛文5(1665)年 -白釉狛犬 吽 瀬戸 美濃 寛政13(1801)年 -白釉狛犬 阿・吽 瀬戸 美濃 江戸時代(18~19世紀) -鉄釉狛犬 阿・吽 瀬戸/春丹 江戸時代(18世紀) -白釉青釉流し狛犬 阿・吽 瀬戸/春岱 江戸~明治時代(19世紀)
【備前宮獅子実行委員会出品作品】 10名出品
-現代作家による獅子10-20点(組) -宇佐八幡宮宮獅子修理記録・写真パネル・スケールダウンモデル・型など
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関連行事
① 獅子舞 日 時:2020年1月11日(土)午後3時~(約30分) 会 場:備前焼ミュージアム駐車場(雨天の場合は当館2階展示室) 披 露:神根神社(こうねじんじゃ)獅子舞保存会 事前申し込み不要・参加費無料(雨天時は館内で開催のため入館料が必要です)
以下のイベントは終了しました。
① 獅子舞 日 時:2019年9月28日 (土) 午後3時~(約30分) 会 場:備前焼ミュージアム駐車場(雨天の場合は当館2階展示室) 披 露:神根神社(こうねじんじゃ)獅子舞保存会 参加費:無料(雨天時は入館料が必要です)
② 特別講演会 日 時:2019年9月29日(日)午後1時30分~午後3時 会 場:備前焼伝統産業会館3階 総合研修室 講 師:唐澤 昌宏氏(東京近代美術館工芸課 工芸課長) 江見 肇氏(山陽新聞社編集局次長) 参加費:無料 申込み:不要、先着50名(当日受付/午後1時~)
③ 備前焼製作ワークショップ 日 時:2019年10月27日(日) 2019年11月23日(土) 午後1時~3時 会 場:備前焼伝統産業会館 3階 講 師:本展出品作家 参加費:1,500円(焼成費込み) 申込み:開催日当日の4日前までに備前焼ミュージアム(0869-64-1400)へお申込みください。
④ 講演会 日 時:2019年11月3日(日)午後1時30分~3時30分 会 場:備前焼伝統産業会館3階 総合研修室 講 師:鈴木 重治氏(同志社大学名誉教授) 藤原 好二氏(倉敷埋蔵文化財センター主任) 参加費:無料 申込み:不要、先着50名(当日受付/午後1時~)
●割引券付お面配布
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